「リモートインターン」で内定獲得!海外新卒学生就職への道

インドからリモートインターンシップで日本企業から内定獲得!

就活外国籍学生へ「リモートインターンシップ」を通じて学んだことや得られたことをインタビュー。今回の経験を通じて内定獲得に至った経緯、今後のキャリアビジョンを深掘りし、リモートインターンプログラムの魅力に迫る!

Jhalak Choudhary 氏
インド最難関であるインド工科大学のマンディ校にて、コンピューターサイエンスを学ぶ。 Diverta社のリモートインターンシップに参加し、AIプロジェクトに携わる。見事内定を獲得し、2021年入社する予定。

憧れの日本企業でのインターンシップ

CareerFly 羽二生知美(以下、羽二生):2ヶ月間のリモートインターンシップ、お疲れ様でした。いかがでしたか?

株式会社Diverta 元インターン生 Jhalak Choudhary 氏(以下、Jhalak氏):とても良い機会でした。たくさんのことを学ぶことができ、成長することができたと感じています。

羽二生:最初にインターンシップを応募した時、ドイツにいらっしゃいましたね。

Jhalak:大学の交換留学制度を使い、ドイツの大学へ留学しました。その大学では、学部はドイツ語のみの授業でしたので、英語での授業が進行されるる大学院の授業に参加しました。大学院の授業は、少々ついていくことが大変なこともありましたが、とても面白かったです。

羽二生:そうでしたか。ところで、なぜ日本でインターンシップを希望されたのですか?

Jhalak:私が所属するインド工科大学では、就職活動は企業のインターンシップを受けて、インターンシップ先から内定をいただくことが慣例です。中でもインドの企業か日本の企業でのインターンシップ機会が多く、日本企業はいつも選択肢にありました。また、先輩に話を聞く中で、日本企業に興味が湧きました。

通常インターンシップは、大学がアレンジをします。ですが、私は留学をしていたため、そのシーズンを逃してしまいました。

そんな中、同大学の先輩がCareerFlyを紹介してくれたことがきっかけで、CareerFly代表の大野さんにコンタクトを取りました。

羽二生:弊社へご連絡いただけて嬉しかったです!そこからは、ディバータ社のインターンシップの選考を受けられ、無事に内定獲得となりました。

ディバータ社でのインターンシップは、どのようなことしましたか?

Jhalak:ディバータ社のインターンシップでは、AIに関するプロジェクトを担当しました。

買い物客を対象とした監視カメラデータから、顧客の性別を判断するというプロジェクトでした。

まず、分析モデルを作成し、人を認識して判別していくという作業です。

羽二生:なるほど。Diverta社で実際に行なっているプロジェクトに似ているものを担当できたのですね。リモートインターンシップでは、どんなことを学ぶことができましたか?

Jhalak:コミュニケーションの大切さ、プロフェッショナリズム、そして技術を学ぶことができました。

リモートインターンシップで気づいた、コミュニケーションの大切さ

羽二生:一つずつ、詳しく聞かせてください。

Jhalak:まずコミュニケーションですが、これは質と量が大切です。

質の部分では、明確なコミュニケーションが大切だと感じました。

実際にオフィスで隣り合わせで働いていたとしたら、質問があっても、「これがちょっとわからないです」と、PC画面を見せながら話すことができます。

でも、リモートではそうはいきません。コミュニケーションにはSlackを活用しましたが、文章ですと、自分が伝えたいこと、聞きたいこと、わからないことを、明確にしてから伝えないと、相手に的確に伝わらず、欲しい答えが返ってきません。

そのため、質問の仕方を工夫しました。欲しい答えが一回で返ってきた時は、コミュニケーションは興味深いものだと思いました。

量の部分では、メンターにサポートをもらいながら、徐々に量を増やし、改善していきました。

インドの学生にとって、質問をすることは、抵抗感のあることです。最初の数週間は、私自身も質問することに抵抗感があり、なかなか質問ができずにいました。この程度のことで聞いても良いのかと、思ってしまうのです。

ディバータ社には、同じくインド出身のメンターがいたので、質問の仕方や頻度について相談したところ、少しでも疑問に思ったり、困ったことがあれば、すぐにメンターに相談をするべきだと言ってくれました。そのことがきっかけで、積極的に質問ができるようになりました。

羽二生:同じ国籍で、話しやすいメンターの方がいて良かったですね。

Jhalak:はい、本当に助けになりました。 他にも、インターンシップの同期とのコミュニケーションも勉強になりました。Diverta社では、週に1回、各インターン生が成果を報告します。ウィークリーの報告会では、同期のインターン生の良い点をしっかり聞くようにアドバイスをもらっていました。、そこから学べることがとても多かったです。例えば、同期のインターンの報告では、私が3時間かけていくつもコードを書いた部分を、彼はたった10分で1行のコードを完成させていました。。とても驚きました。

違った視点で同じことを取り組む仲間がいたことで、とても成長に繋がったと思います。

羽二生:それはすごい!様々な方と関わって、知識面や技術面でも成長ができたのですね。

Jhalak:コミュニケーションは仕事をする上でとても大切だとわかりました。特にリモートだったからこそ、たくさん工夫をする必要がありましたが、これは来日後も活かせるスキルだと思います。

他者への気遣いがリモートだからこそ重要

羽二生:確かにそうですね。次にプロフェッショナリズムについて教えてください。

Jhalak:他の人と一緒に働く上で、アウトプットのレベルを上げるということがプロフェッショナルな仕事だと思いました。それをとても学ぶことができました。

一週間に1回のレポート提出ですが、最初の数週間はレポートの書き方や仕事の仕方を教わりました。簡潔な報告の仕方、わかりやすいビジュアル、文章、コードの書き方や、次のタスク報告の仕方などです。毎週、毎週指摘されたことを、次週のレポートに活かしていくことができました。

リモートでの報告会の場合、ボディランゲージや言葉で補足することが対面での報告よりも難しいです。そのため、レポートだけで、相手に伝わる必要があります。

また、コードレビューでは、他の人が理解しやすいコードを書くことの大切さを教わりました。

羽二生:Jhalakさんが、指摘をすぐに改善できることは、企業側からも評価されていました。素晴らしいです。技術面はいかがでしたか?

Jhalak:技術面もとても勉強になりました。AIのプロジェクトの中で、ビデオを使ったり物体認識をするということは経験がありませんでした。アプローチの仕方から、メンターに教わりました。

時に、加藤社長から技術やコードについての資料をいただいたこともありました。

メンターや同期からも技術についてのアドバイスを受け、技術的にも成長できたち感じています。

リモート環境での課題は、密なコミュニケーションで乗り越えられる

羽二生:社長からもフィードバックをもらえる環境とは贅沢です!

とても充実したインターンシップでしたね!一方、リモートでのインターンシップで大変なこともあったのではないですか?

Jhalak:テキストベースのコミュニケーションに慣れるまで、少し大変でした。実際に会ったことのない人たちと一緒に仕事をする違和感が、少しあったように思います。

ただ、ウェルカムミーティングを開いてくれたことがきっかけで、コミュニケーションがしやすくなりました。これは、仕事とは関係のないカジュアルな話をメンター達とインターン生で行う会でした。メンター達のバックグラウンドや来日してから今までの話などを、たくさん聞くことができました。それにより、親近感や信頼度が高まりました。話しやすくなったことで、コミュニケーションの頻度も増えました。

羽二生:それは良かったです。リモートで作りにくい信頼や親密度も、コミュニケーションの仕方次第で作ることができるのですね。

Jhalak:そう思います。他にリモートだからこそ問題になることは、時差です。日本とインドでは3時間ほど時差があります。インドで17時でも日本では20時です。何か聞きたいことがあっても、日本では就業時間外になることがあります。メンターに相談したところ、テキストメッセージでのコミュニケーションだからこそ、質問がある時にすぐに連絡をして欲しいと言われました。そして、メンターはその質問を見た時に答えればいいだけだとも言ってくれました。

羽二生:テキストベースのコミュニケーションだからこそ、時差の問題を解決することができたのですね。これは面白いです。

今回、Jhalakさんはリモートインターンシップをやり遂げられました。これは今後、後輩達や日本企業に勧めたいですか?

来日できないことで、インターンの機会を諦めないで

Jhalak:はい、ぜひ勧めたいです。もし、実際に日本に行ってインターンができたら、これに越したことはないです。ただ、それができないからといってチャレンジしないのではなく、リモートでもぜひインターンシップにチャレンジして欲しいです。リモートだからこそ学べることもたくさんあります。

羽二生:そうですね。どんな状況であれ、できることにチャレンジすることで得られることがあります。最後に、今後の抱負を教えてください。

Jhalak:幸運にも、Diverta社から正社員のオファーをいただくことができました。朝、オファーの知らせのメールで目覚め、本当に幸せな気持ちになったことを覚えています。

来年入社したら、まずAIの分野で技術力を高めることに集中したいです。その中で様々なプロジェクトに関わりたいです。また、Diverta社の主力事業であるRCMSについて、より勉強したいと思っています。これはできたら嬉しいのですが、インターン生のメンターにも機会があったら

チャレンジしたいです。私たちのメンターがとてもかっこよく、尊敬できたので、そんなメンターになれたらと思っています。

羽二生:素敵な抱負をありがとうございます。きっとIIT生だけでなく、世界中の学生から憧れられるメンターになれると思います!今後の活躍をお祈りしております!

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